No1.23 June 2012
今日はゆきこです。
お陰様でイエローリボンヒルズは本年6月23日に創立20周年を迎えることが出来ました。
あっという間の20年でしたが、唯々皆様方の御助力とお引き立てによるものと感謝しております。
20周年を迎えてこの20年のシイロム、サートン,ナラティワートのイエローリボン周辺の変わり様は目を見張るものがあります。昔の面影を探すのは難しくなりました。
第一、ナラティワートのメインロードありませんでした。この20年を振り返ってみるとあれもこれもと走馬燈のように思い出されます。
そんな中で、今まで過ごして来たなかで起きた出来事など思い出したエピソードを少しずつ書いてみたいと思います。
身近なサートン、シーロム近辺の移り変わりであっても、うろ覚えのことも沢山あって間違っていたら聞き流してください。
さて第1回目は「ソイの木々の枝落としについて」です。つい先日、サトーン、ナラティワートのイエローリボンの前のソイプラピニットとその近辺の木々がソイにはみ出ている枝葉をカットのため朝9時から午後1時まで停電になるとお知らせが、電話局より来ました。
毎年マンゴ―シャワーが降るこの季節には政府が街路樹の伸びすぎた木々の枝をカットします。
此は大雨や風で木々が倒れ電線がそれに絡まって停電したり、切れた電線が道行く人に当たったりして感電死させるのを予防するためです。
さらにイエローリボンのソイは大木が多くリスや、キンカーきんかー(トカゲの大きいの)が大木に住み着いて、これらの小動物が木々や電線を飛び歩いて変圧器に入り機械をショートさせます。
以前イエローリボンの前の変圧器がショートしたとき、直しに来た電気局の人が真っ黒焦げのリスをつまみ出して停電の元を見せてくれました。蛇もよく絡まると言っていました。
そんなわけで、ついででしょうが個人の家の塀から伸びている木の枝もカットしてくれるのです。
只びっくりしたのはこの枝落としのためだけに、朝9時から午後1時までの間ソイ全部を停電させるとの知らせが来たことです。
毎年枝落としは行われるのですが塀の前の伸びた木々の枝落としのためだけに4時間も停電させるなんて考えられません。今まで長い間このソイに住んでいますがこんなこと初めてです。
しかしです、ソイの住人たちは誰もクレームしなかったようで当日時間通りにクレーン車まで来て枝落としが始まりました。
そのためイエローリボンのレストランは電気が使えずお昼の営業が出来なくなりました。
お陰で何年かぶり、いえ創業以来初めてレストランのスタッフ一同のお休みがとれ、外のレストランへそろって食事に行くことが出来ました。
お正月も休まず一年中レストランはオープンしていますのでこんな機会は滅多になくスタッフたちは大喜びです。お客様には申し訳ないのですが、スタッフにとってこの時間はささやかな神様からの贈りものでした。
神様、お客様、停電様有り難うございました。